ドリームポニーは詐欺なのか、加盟金160万円で規約違反の手法を売られた人の記録

株式会社DREAM PONYという会社を検索すると、予測候補に「詐欺」「怪しい」という言葉が並びます。この会社は2024年4月に設立され、BUYMAやAmazon、Qoo10を使った無在庫物販のフランチャイズを展開しています。公式サイトや業界メディアには月利数十万円から百万円超の実績例が掲載されている一方で、Yahoo知恵袋には「騙されたかもしれない」「何も売れない」という加盟者の投稿があり、外部ブログには規約違反の手法を案内されたとする被害報告が掲載されています。

この記事では、公式が提示している仕組みと外部に出ている声を並べて確認していきます。仕組みとして目を引く部分がどういう前提の上に成り立っているのか、その前提が公開情報では確かめられない場合、読者が自分で何を確認すればよいのかを順に整理します。詐欺だと断定するかどうかではなく、仕組みが成立するために必要な条件が示されているか、示されていない場合にどこを確かめるべきかという観点で見ていきます。

  1. 株式会社DREAM PONYが展開するフランチャイズの仕組み
    1. 無在庫物販という設計
    2. 複数ブランドと代理店モデル
  2. 公式が提示している実績と、その数字が取られた条件
    1. 掲載されている売上例
    2. タイムラインの整合性
  3. 外部に出ている声、知恵袋と被害報告ブログの内容
    1. Yahoo知恵袋に投稿された加盟者の声
    2. 外部ブログに掲載されたAmazon無在庫の被害報告
    3. 元執行役員を名乗る人物による告発投稿
  4. 仕組みが成立するための前提条件と、その前提が崩れる構造
    1. プラットフォームの規約との整合性
    2. 加盟者同士の競合という構造
    3. 売上と手残りの距離
  5. 公式の主張と外部報告の食い違いが生じる箇所
    1. 規約違反の手法がマニュアル化されていたという報告
    2. サポート体制の認識のずれ
    3. 実績の母数が示されていない点
  6. なぜ「詐欺」と検索されるのか、検索候補に表れる理由
    1. 検索候補が示すもの
    2. 設立から短期間での移転と名称変更の履歴
  7. 加盟を検討する前に、自分で確かめるべき項目
    1. プラットフォーム規約との整合性を直接確認する
    2. 実績の母数と成果が出なかった加盟者の割合を尋ねる
    3. 契約書に記載されている免責条項を確認する
    4. トラブル発生時の対応範囲を具体的に確認する
    5. 加盟者同士の競合について本部の見解を確認する
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  9. フランチャイズ事業の検証記事

株式会社DREAM PONYが展開するフランチャイズの仕組み

無在庫物販という設計

この会社が展開しているフランチャイズの仕組みで目を引くのは、在庫を持たずに販売まで完結する設計になっている点です。一般的な物販では、仕入れて、抱えて、売れ残るリスクを自分で負うのが前提になります。この設計はその工程を外しています。

具体的には、BUYMAというプラットフォームにハイブランド商品を出品し、注文が入ってから提携先の買付チームに発注をかける流れです。在庫を持たないため保管コストがかからず、売れ残りリスクもありません。公式は「世界120拠点以上の仕入れネットワーク」を謳っており、自動出品ツールと専任SVによるサポート体制を提供するとしています。

ただ、在庫工程を外したということは、その工程を誰かが代わりに負っているということでもあります。誰が在庫リスクを負っているのか、その担い手が撤退したときに加盟者側に何が戻ってくるのか。この2点は公式サイトの説明からは読み取れませんでした。

もう一つ、BUYMAは無在庫出品を公式に認めている数少ないプラットフォームですが、同社が展開する他のフランチャイズ、AutoQとAmazon無在庫物販については、プラットフォーム側の規約で無在庫出品が認められていないという指摘があります。この点は後で詳しく見ます。

複数ブランドと代理店モデル

株式会社DREAM PONYは、自社でフランチャイズ本部を運営している一方で、約60ブランドの「フランチャイズ総合代理店」としても機能しています。他社のFC本部に代わって営業、契約、入金までを代行する形です。代表の一ノ瀬続輝氏は業界誌のインタビューで「フランチャイズ業界に仲介業がないことに着目した」「営業、契約、入金まで全部を丸投げできる外部営業部門として使ってもらっている」と語っています。

この構造で気になるのは、加盟検討者が接触する担当者が、自社FC本部の営業なのか、代理店としての営業なのかが分かりにくい点です。外部ブログに掲載された被害報告では、当初BUYMAでの運用を希望していた加盟者が、担当者からAmazon無在庫物販を勧められて変更したという事例がありました。営業側の提案で商材が変わるということは、加盟者側が選んだのか、営業側の都合で誘導されたのかの境界が曖昧になる可能性があります。

代表の一ノ瀬氏は1997年生まれで、2024年4月の設立時点で27歳前後です。2018年に不動産会社に入社して営業で新人賞を受賞、2021年に退職後、別のFC本部立ち上げに執行役員として参画し、店舗数を200店舗規模に拡大したという経歴が公式に記載されています。2024年4月に株式会社DREAM PONYを設立し、「今後4年間で年商30億円規模の代理店事業に成長させることが目標」と公言しています。

設立から現在まで、神奈川県座間市、横浜市中区、東京都千代田区麹町と、2年未満で2回本社を移転しています。また、展開するフランチャイズブランドも短期間で名称変更が繰り返されています。BuyLink、BUYUP、BRAND物販PLUSと2回名称が変わっていますが、リブランドの理由は公式には明示されていません。

公式が提示している実績と、その数字が取られた条件

掲載されている売上例

公式サイトやフランチャイズ紹介メディアには、複数の実績例が掲載されています。加盟6ヶ月目で売上585万円、利益61万円(30代男性)、加盟6ヶ月目で売上687万円、利益69万円(20代女性)、加盟6ヶ月目で売上443万円、利益56万円(30代女性)といった数字です。加盟9ヶ月目で月利101万円、2025年9月時点で愛知県の男性が売上948万円、月利172万円、2026年1月時点で東京都の男性が売上1,860万円、月利238万円といった事例も掲載されています。

これらの数字には「一例であり、新規開業時の予測を示すものではございません」という注記が付いています。注記自体は標準的なものですが、気になるのは数字が取られた条件です。

まず、表示されている売上と手残りの距離を確認する必要があります。BUYMAの販売手数料は約8%、提携買付チームへの手数料が1商品あたり1万円から2万円程度、7ヶ月目以降は月次ロイヤリティが5万円発生するという読者からの情報提供がありました。売上687万円から利益69万円を得た事例では、仕入れ原価に加えてこれらの手数料を差し引いた結果が利益になります。売上の印象と手残りの実態には距離があるということです。

次に、成果が出た人の事例しか掲載されていない点です。同じ仕組みを使っても結果が分かれるのだとすれば、分かれ目がどこにあったのかこそが、これから始める人にとって必要な情報のはずです。成果が出なかった加盟者が何件あって、その人たちが何件目で止めたのかは公開されていません。

タイムラインの整合性

もう一つ引っかかったのは、実績のタイムラインです。株式会社DREAM PONYは2024年4月に設立されています。ところが、2024年8月時点で「開業8ヶ月の加盟者の月営業利益72万円」という広告が掲載されていました。設立から4ヶ月の時点で、開業8ヶ月の加盟者が存在するということは、設立前の前身事業の実績を含んでいる可能性があります。

前身事業の実績を引き継いでいるのであれば、それ自体は問題ではありません。ただ、引き継いでいる場合、その前身事業がどういう名称でどういう条件で運営されていたのか、前身事業と現在の事業で仕組みに変更があったのかといった説明が必要になります。この説明は公開されている範囲では見当たりませんでした。

「340店以上の販促データ、200社以上のコンサル実績」「月商1,000万円以上のBUYMAショップを累計50社以上輩出」という実績も掲載されていますが、これらがいつからいつまでの期間で積み上げられたのか、どの事業主体での実績なのかは明示されていません。実績の母数と期間が分からないと、その数字がどういう条件下で取られたのかを確かめることができません。

外部に出ている声、知恵袋と被害報告ブログの内容

Yahoo知恵袋に投稿された加盟者の声

Yahoo知恵袋には、加盟を検討している人や既に加盟した人からの投稿が複数あります。2025年6月20日の投稿では、BuyUpへの加盟を検討している人が「加盟金と保証金合わせて150万円を振り込む予定。内容や契約書には目を通して納得したが、調べていくうちにバイマやネットショッピングの詐欺が横行しているようなので、特殊詐欺だと思うか」と尋ねています。回答者は「特殊詐欺ではないが、儲かるかどうかは別問題。有在庫でも生き残るのが大変な世界」と答えています。

別の投稿では「私もバイアップのバイマのフランチャイズ加盟しました。騙されたかもしれません。まず連絡も遅い。何も売れない。ものがなさすぎる。言われてた事とかけ離れすぎてる」という加盟者の声があります。時期は不明ですが、加盟後に期待と実態の乖離を感じているという内容です。

2026年4月13日の投稿では、物販plusというコンサルを見つけた人が「詐欺だと思うのですが、どう思いますか」と尋ねています。回答者の一人は「リスク高です。闇バイトや詐欺といった犯罪に直結する内容ではありませんが、利用者をだましてお金を取る内容である可能性が高いです。おそらく仕組み自体は合法です。これは合法だからよいのではなく、むしろ厄介です。なぜなら合法だからあなたがお金を取られても、裁判してもお金を取り返せない」と回答しています。

2026年8月28日の投稿では、検索候補に「詐欺」が出て不安になった人が「こういうのって何を確認してから契約すればいいんでしょうか」と尋ねています。回答の一つに「そもそもECのフランチャイズって加盟店が増えれば増えるほど競合が増えて、個々の店舗が儲からなくなるので事業として破綻してませんか。飲食など実店舗のFCは場所、人の管理が本部でやるより他人に任せたほうが効率が良いからFCなのであって、オンラインでしかも自動でできるならFCじゃなく1社独占でやった方が儲かるのでは」という指摘がありました。この指摘は、無在庫物販FCの構造的な問題を突いています。

外部ブログに掲載されたAmazon無在庫の被害報告

外部ブログには、2026年8月1日付けで、Amazon無在庫物販に加盟した人の被害報告が掲載されています。報告者は2026年5月にフランチャイズ窓口経由でドリームポニーに加盟し、加盟金160万円を支払いました。当初はBUYMAでの運用を希望していましたが、担当者からAmazon無在庫物販を勧められて変更したとあります。

6月に制限対象外商品の販売を理由に自身名義のAmazonアカウントが停止されました。運営側から「おすすめ出品商品URL」の案内があったが一例と受け止めていたところ、停止後に「そのURL以外からの出品は不可」というルールを初めて知らされたとあります。同社に復旧を相談したところ「復旧は困難」と回答され、家族名義での新アカウント作成を促されました。

7月に妻名義で新アカウントを作成して出品を再開しましたが、8月に1つ目のアカウントとの関連性を理由に妻名義のアカウントも停止されました。停止直前に高額商品(15万円)の購入者から「転売が疑われる」として返品申請があり、同社に相談したところ「Amazonに電話して解決方法を聞くしかない」と回答されたとあります。Amazonからは「1つ目のアカウントを再開させない限り2つ目の再開は困難」と案内されました。

この報告者は、転売の疑いをかけられたことを機にAmazonのポリシーを確認したところ、「ドロップシッピング(第三者が出品者に代わって購入者へ直接出荷すること)は、出品者が記録上の出品者であることが購入者に明確でない限り認められない」との規定を見つけました。同社がマニュアルやZoom会で指導していた「直送」の手法自体が、Amazonの規約違反であったことが判明したという内容です。

報告者は「アカウント停止リスク等の事前説明が一切なかった」「『おすすめリンク』という曖昧な名称で案内しており、他の加盟者も同様に誤認してZoom会で糾弾される事態が発生していた」「規約違反となる『直送』をマニュアル、手順として案内していた」「トラブル発生時には一切のサポートを行わない姿勢」と指摘し、不当契約の解除と加盟金返還を求めたいと記載しています。

外部の検証ブログでは「月100万稼げると説明され融資で加盟したが4ヶ月経過時点で売上ゼロ」との報告も掲載されています。2026年1月頃から「被害者の会を立ち上げたい」との掲示板投稿が複数確認されているという情報もあります。

元執行役員を名乗る人物による告発投稿

Yahoo知恵袋には、2025年8月から9月にかけて、元執行役員を名乗る人物による告発投稿が2件あります。投稿者は「私は以前、株式会社DREAMPONYという企業で執行役員として働いておりました。その中でフランチャイズの在り方や会社経営の部分(主に営業時のアプローチ)について疑義や不信感を抱き、退職いたしました。その後会社からは支払われるはずのインセンティブや給料も未払いとなっている状況です。フランチャイズ本部として営業活動をする中でも営業時の表現や出している実績に現在も疑問を持っております」と記載しています。

補足として「DREAM PONYが運営しているフランチャイズはBuyUp(旧BuyLink)、ミギウデシステム、AutoQ。基本的には無在庫物販のFCを展開しているが、BUYMA以外は無在庫出品が規約上認められていないためアカウント凍結やアカウント申請が通らないケースもあるようです」と書かれています。

この投稿に対する回答の一つに「それって、あなたも訴求されるってわかっていってます?」という指摘がありました。元執行役員を名乗る人物が内部告発をする場合、その人物自身も営業活動に関与していた可能性があるため、告発の信憑性と責任の所在を問う指摘です。

仕組みが成立するための前提条件と、その前提が崩れる構造

プラットフォームの規約との整合性

この仕組みが成立するための前提として、まず確認すべきなのはプラットフォームの規約との整合性です。BUYMAは無在庫出品を公式に認めている数少ないプラットフォームです。ただし、禁止買付先リストがあり、違反した場合は出品資格停止になります。海外仕入れサイトの画像を無断使用した出品は著作権侵害リスクがあり、キャンセル率や評価低下はアカウント停止につながります。

一方、AmazonとQoo10は無在庫出品を規約上認めていません。Amazonのドロップシッピングポリシーでは、第三者が出品者に代わって購入者に直接出荷することは、出品者が記録上の出品者であることが購入者に明確でない限り認められないと明記されています。仕入れ先から購入者へ直送する無在庫転売は規約違反です。

元執行役員を名乗る人物の知恵袋投稿では、「BUYMA以外は無在庫出品が規約上認められていないためアカウント凍結やアカウント申請が通らないケースもある」と補足されていました。外部ブログのAmazon被害報告では、実際にアカウントが停止され、同社に相談したところサポートを受けられなかったという内容が記載されています。

プラットフォームの規約に違反する手法を前提にしたフランチャイズは、規約が厳格に運用された時点で成立しなくなります。この前提条件が公式の説明では明示されていませんでした。

加盟者同士の競合という構造

もう一つの前提条件は、加盟者同士の競合です。同じFCに加盟した複数人が、同じ仕入れルートから同じ商品を、同じプラットフォームに出品する構造になっています。加盟者が増えるほど加盟者同士の価格競争が発生しやすくなります。

公式は「世界120拠点以上の仕入れネットワーク」を謳っていますが、そのネットワークが加盟者全員に共有されるのであれば、独自の仕入れルートという差別化機能は失われます。知恵袋の回答者が指摘したように、「加盟店が増えれば増えるほど競合が増えて個々の店舗が儲からなくなる。オンラインで自動でできるならFCじゃなく1社独占でやった方が儲かるのでは」という構造的な矛盾があります。

飲食など実店舗のFCは、場所と人の管理を他人に任せたほうが効率が良いからFCという形態を取ります。しかし、オンラインで自動化できる仕組みであれば、加盟者を増やすことは本部にとって収益になりますが、加盟者にとっては競合を増やすことになります。この構造が公式の説明では触れられていませんでした。

売上と手残りの距離

売上の数字と手残りの距離も確認が必要です。公式に掲載されている売上687万円、利益69万円という事例では、BUYMAの販売手数料約8%、提携買付チームへの手数料1商品あたり1万円から2万円程度、7ヶ月目以降のロイヤリティ月5万円といった費用が差し引かれています。

仕入れ原価に加えてこれらの手数料を差し引くと、売上の印象と手残りの実態には距離があります。為替変動により仕入れ時点で利益が想定を下回ることもあります。無在庫販売は受注後の在庫切れリスクがあり、ハイブランドはファッション知識がないと仕入れ判断が難しいという市場条件もあります。

公式の説明では売上の数字が前面に出ていますが、手残りを計算するために必要な費用の内訳が明示されていませんでした。資料請求の段階でこれらの費用を具体的に確認できるかどうかが、判断材料になります。

公式の主張と外部報告の食い違いが生じる箇所

規約違反の手法がマニュアル化されていたという報告

公式の主張と外部報告の食い違いで最も重要なのは、規約違反の手法がマニュアル化されていたという報告です。外部ブログのAmazon被害報告では、同社がマニュアルやZoom会で指導していた「直送」の手法自体が、Amazonの規約違反であったと指摘されています。

報告者は、運営側から「おすすめ出品商品URL」の案内があったが一例と受け止めていたところ、アカウント停止後に「そのURL以外からの出品は不可」というルールを初めて知らされたとあります。「おすすめリンク」という曖昧な名称で案内しており、他の加盟者も同様に誤認してZoom会で糾弾される事態が発生していたという記載もあります。

公式は「専任SVによるサポート体制」を謳っていますが、外部報告では「アカウント停止リスク等の事前説明が一切なかった」「トラブル発生時には一切のサポートを行わない姿勢」と指摘されています。サポートの範囲と責任の所在が、公式の説明と外部報告で食い違っています。

サポート体制の認識のずれ

サポート体制についても、公式と外部報告で認識のずれがあります。公式は「専任SVによるサポート体制」「週1のミーティングサポート」を提供するとしていますが、知恵袋には「まず連絡も遅い。何も売れない。ものがなさすぎる。言われてた事とかけ離れすぎてる」という加盟者の声があります。

外部ブログのAmazon被害報告では、アカウント停止について同社に相談したところ「Amazonに電話して解決方法を聞くしかない」と回答されたとあります。トラブル発生時のサポートが「助言を提供する」範囲なのか、「問題を解決する」範囲なのかが明示されていない可能性があります。

契約書に「売れることは保証しない」旨の条項があるとの指摘も外部情報にあります。本部は売上予測をしない旨が明記されているとの指摘もあります。これらが事実であれば、公式が掲載している実績例と契約書の免責条項の間に距離があるということになります。

実績の母数が示されていない点

公式が掲載している実績例は、いずれも成果が出た側のものです。成果が出なかった加盟者が何件あって、その人たちが何件目で止めたのかは公開されていません。「340店以上の販促データ、200社以上のコンサル実績」という数字も、母数と期間が示されていないため、その数字がどういう条件下で取られたのかを確かめることができません。

外部の検証ブログには「月100万稼げると説明され融資で加盟したが4ヶ月経過時点で売上ゼロ」との報告があります。元関係者を名乗る人物による「儲かっている加盟者を見たことがない」というコメントも外部ブログのコメント欄にあります。これらが事実であれば、公式が掲載している実績例は全体の一部であり、成果が出なかった加盟者の割合が示されていないということになります。

なぜ「詐欺」と検索されるのか、検索候補に表れる理由

検索候補が示すもの

検索候補に「詐欺」「怪しい」という言葉が出てくる理由は、検索エンジンが過去の検索履歴を集計した結果です。多くの人が「ドリームポニー 詐欺」と検索しているため、候補として表示されます。

検索候補自体は事実の証明にはなりませんが、多くの人が同じ疑問を持っているという状況の反映です。加盟を検討している人が、営業を受けた後に社名を検索し、検索候補に「詐欺」が出て不安になり、さらに「詐欺」というキーワードを追加して検索するという流れが繰り返されていると考えられます。

知恵袋には「検索すると『ドリームポニー 詐欺』『ドリームポニー 怪しい』みたいなのも出てくるのでちょっと怖くなってます。別に検索に出てくるだけで詐欺とは思ってませんが、安い契約でもなさそうなので。こういうのって何を確認してから契約すればいいんでしょうか」という投稿がありました。検索候補を見て不安を感じ、確認方法を探している人が複数いるということです。

設立から短期間での移転と名称変更の履歴

検索候補に「詐欺」が出る背景として、設立から短期間での移転と名称変更の履歴も影響している可能性があります。株式会社DREAM PONYは2024年4月に設立され、神奈川県座間市、横浜市中区、東京都千代田区麹町と、2年未満で2回本社を移転しています。

フランチャイズブランドも、BuyLink、BUYUP、BRAND物販PLUSと短期間で2回名称が変わっています。リブランドの理由は公式には明示されていません。名称変更が事業内容の改善によるものであれば問題ありませんが、理由が示されていない場合、過去の評判をリセットするための変更ではないかという疑問が生じます。

フランチャイズ紹介サイトで代表者名が「一ノ瀬 続耀」と誤記されていた事例もあります。正しくは「一ノ瀬 続輝」です。外部ブログは「代表者名という部分でさえ誤字脱字をしている」と指摘しています。これらの情報が積み重なって、検索候補に「詐欺」「怪しい」という言葉が出てくる状況につながっていると考えられます。

加盟を検討する前に、自分で確かめるべき項目

プラットフォーム規約との整合性を直接確認する

加盟を検討する前に、まず確認すべきなのはプラットフォーム規約との整合性です。BUYMA以外のプラットフォーム(AmazonやQoo10)を使ったフランチャイズを検討している場合、そのプラットフォームが無在庫出品を認めているかどうかを、プラットフォームの公式規約で直接確認する必要があります。

本部の説明だけでなく、プラットフォームのカスタマーサポートに直接問い合わせて、無在庫出品が規約上認められているか、認められていない場合のアカウント停止リスクがどの程度かを確認することをおすすめします。規約違反の手法を前提にしたビジネスは、規約が厳格に運用された時点で成立しなくなります。

BUYMAを使ったフランチャイズの場合でも、禁止買付先リストに該当する仕入れ先を使っていないか、画像の使用権限が明確かどうかを確認する必要があります。本部が提供する仕入れルートが、プラットフォームの規約に適合しているかどうかを、契約前に文書で回答してもらうことが重要です。

実績の母数と成果が出なかった加盟者の割合を尋ねる

次に確認すべきなのは、実績の母数と成果が出なかった加盟者の割合です。公式が掲載している実績例が全体のどの程度の割合なのか、成果が出なかった加盟者が何件あって、その人たちが何ヶ月目で止めたのかを尋ねる必要があります。

「340店以上の販促データ、200社以上のコンサル実績」という数字についても、いつからいつまでの期間で積み上げられたのか、どの事業主体での実績なのか、その中で現在も事業を継続している加盟者が何件あるのかを確認することをおすすめします。

成果が出た事例だけでなく、成果が出なかった事例の共通点を尋ねることで、仕組みが成立するために必要な条件が見えてきます。資料請求の段階で、成果が出なかった加盟者の割合を確認できるかどうかは、本部の情報開示姿勢を測る目安になります。

契約書に記載されている免責条項を確認する

契約書に記載されている免責条項も、契約前に必ず確認する必要があります。外部情報では「契約書に『売れることは保証しない』旨の条項がある」「本部は売上予測をしない旨が明記されている」との指摘があります。これらが事実であれば、公式が掲載している実績例と契約書の免責条項の間に距離があるということになります。

免責条項が標準的なものであれば問題ありませんが、本部の責任範囲がどこまでなのか、トラブル発生時に本部が負う責任と加盟者が負う責任の境界がどこにあるのかを明確にする必要があります。契約書を受け取ったら、弁護士や消費生活センターに相談して、条項の意味を確認することをおすすめします。

特に、プラットフォーム側の規約変更によってアカウントが停止された場合、本部がどこまでサポートする義務を負っているのかを確認する必要があります。外部ブログの報告では「Amazonに電話して解決方法を聞くしかない」と回答されたとありますが、これが契約書に明記されている範囲なのか、それとも契約書と実際の対応に乖離があるのかを確認することが重要です。

トラブル発生時の対応範囲を具体的に確認する

トラブル発生時の対応範囲も、契約前に具体的に確認する必要があります。公式は「専任SVによるサポート体制」を謳っていますが、サポートの範囲が「助言を提供する」範囲なのか、「問題を解決する」範囲なのかを明確にする必要があります。

具体的には、アカウント停止が発生した場合に本部がどこまで対応するのか、在庫切れによるキャンセルが発生した場合の責任分担はどうなるのか、為替変動によって仕入れ原価が想定を上回った場合の損失は誰が負担するのかを確認することをおすすめします。

外部報告では「トラブル発生時には一切のサポートを行わない姿勢」と指摘されていますが、これが契約書に明記されている範囲なのか、それとも契約書と実際の対応に乖離があるのかを確認することが重要です。トラブル発生時の対応事例を具体的に尋ね、文書で回答してもらうことが判断材料になります。

加盟者同士の競合について本部の見解を確認する

最後に確認すべきなのは、加盟者同士の競合について本部の見解です。同じ仕入れルートから同じ商品を同じプラットフォームに出品する構造で、加盟者が増えるほど価格競争が発生しやすくなります。この構造について、本部がどう考えているのかを尋ねる必要があります。

具体的には、加盟者数の上限を設けているのか、加盟者同士の競合を避けるための仕組みがあるのか、「世界120拠点以上の仕入れネットワーク」が加盟者全員に共有されるのか一部の加盟者に限定されるのかを確認することをおすすめします。

加盟者数が増えた場合に個々の加盟者の売上がどう変化するのか、過去のデータがあれば開示してもらうことが判断材料になります。知恵袋の回答者が指摘したように、「加盟店が増えれば増えるほど競合が増えて個々の店舗が儲からなくなる」という構造的な矛盾について、本部がどう対処しているのかを確認することが重要です。

これらの項目を契約前に確認し、文書で回答してもらうことで、仕組みが成立するための前提条件が明確になります。回答が曖昧だったり、文書での回答を拒否されたりする場合は、その時点で判断材料が不足していると考えるべきです。加盟金が100万円を超える契約では、確認すべき項目を一つずつ潰していくことが、後悔しない判断につながります。

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